2010/08/04

パリ、京都/アメリカ

夏ですね。
今年は星の巡り合わせ(占星術)的なことが理由と勝手に決めてるんだけど、「恋人ができた」とか「結婚する(した)」などの盛り上がりが非常に多い気が。4年前くらい前にも「子どもができた」「出産した」ってのがやたら多かった時期があってそのときを思い出します。
どっちも波に乗れてないぞ!

乗れてる人も乗れてない人も、楽しんでいきましょう。どこのディスクジョッキーだよって感じだけど。すんません。

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で、ZINE'S MATEのあと、ふたたび原美術館に行った先日の日曜日。
エグルストンの展示を再度見ること、友達と有意義なおしゃべりをすること、それからヤン富田さんのライヴが目的で。



エグルストンは、これといった感動がやはりない。ただ6月見たときの極度の落胆は凄くて、それは過度な(?)期待によるものだったのだけど、今回はそれがなかったから、俯瞰の視点で挑むことはできたかも。その結果一回目より印象は良かった。って別にそんな挽回はいらない気もするが。先日SCAIも行ったのですが、ある意味原と同じ印象で(作風は全然違うのだけど)、私はエグルストンに何を求めているのだろー?と悩んだりもした。

でもよく考えてみれば、私が好きなのは、エグルストンの「THE AMERICA AMERICA」みたいな部分で、アウトプットは全然違うけど、ダイアン・アーバスと近いかもしれない。アヴェドンのポートレートなんかもそう。この3人は私の中でどこか共通するものがある。ザ・アメリカというところと、完全な静寂がその写真の中にある感じ、というのかな。その二つは相反する要素なのだけど、ぴたっと写真の中で収まっているような。その一瞬を捉えているような。静寂というのはちょっとした闇ともとれるのだけど。歪んだ時空に浮かぶ闇。あくまで日常のなかで。

というわけで(SCAIはともかくとして)今回のエグルストンは「パリ、京都」だったわけで、それはつまり「意図的にアメリカではない」わけで、何か私が求めてるものと異なる感じというのは必然なのかもしれないなと思いました。

エグルストンの好きな部分がわかったのはよかったかも。

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ヤンさんのライヴについてはまた書きます。



イラスト:山口洋佑

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