2009/07/26

Perfumeの明るい絶望



ここ最近ずーっと私が聴いているのはmouse on the keysの新譜ではなくてPerfumeなわけなんですけど、今更。
ほんと今更だということはわかっていてですね、何だろう、多分安室さんが好きみたいなのとは全然違って、もっと言うと好きとはちょっと違って興味深いって感じですかね。LADY GAGAみたいなもんだ。GAGAすごくないですか?割と応援しちゃう、ああいう人。

あとアレです、mouseの新譜ですけどこのひとたちライヴが良すぎるために音源がうすく感じる、そうめんみたい。ライヴ見てなければ普通にいいのかもしれないけど、見ちゃってるからな。ああいうエモーショナルな昭和歌謡、みたいなテイストを音源に盛り込むのって難しいの?Perfumeは普通に昭和歌謡だけども。曲は同じなのにここまで違うのかー。ってしょんぼりしちゃう。特に「Forgotten Children」という曲が好きなんだけど、えー……こんな曲だったっけ?って思ってしまうことしきりです。個人的には。

で、Perfumeの話に戻るんだけど、「⊿」 と「GAME」を聴いてるんですね。で、それ以上でもそれ以下でもないっていうか、そこから何処に行く気もないんですけど、まぁとりあえず聴いてます。私は「⊿」が2009年版の「ヘッド博士の世界塔」だと思っていて、それが何なのかというと、まず色々なところからのパクリ(ミックス?)具合がとても秀逸で、あくまでもMADE IN JAPANで、今の気分を体現してて、どこか退廃的、っていう感じがすごくオーバーラップします。メロディも割と渋谷系っていうか、昭和歌謡だし。あと全体的に「いつかみんな死んでしまう」とゆームードが漂っているのがアレですよね。明るい絶望って感じで。
っていうかこれ普通に90'sでは?という気もした、今。
「edge(⊿-mix)」あたりを聴くと、これまんまVitalicじゃ?とか思ったりするけど、うっかりしてるとratatatが乱入してきたりして凄く面白い、で、この四つ打ちの感じとペンライト振るアイドル文化が普通に共存しているっていうのが、ほんとこんなの日本人にしかできないです、色んな意味で。

Perfumeの3人がカワイイとか、曲がいいとか、そういう次元じゃなく、現象としてPerfumeに興味があるし、それはどっちかっつーとジャニーズに対するそれと似ている。
でも今の中田ヤスタカって当時の小室哲哉みたいなもんだと思うんですけど、Perfume聴いてしみじみするのは、あー、小室の時代ってインターネットなかったなーって。あとPerfumeってスーパーカーみたいな要素もあるっていうか、時間が経って「Perfumeかー、いたよね」みたいな感じで語られることになって、曲を聴いて懐かしいとは思っても、恥ずかしいと思うことってあんまりないような気がする。それが小室と大きく違うし、今多感な時期を過ごしてる若者たちはよかったね。みたいな。(誰ですか?)

まぁ私が多感な時期に聴いてたのはPRINCESS PRINCESSですけどね。ってこの話はもういいよね。

ちなみに私はかしゆか派。派っていうほど思い入れないですけど、あの小悪魔ぶりはすごい。素直に尊敬します。

2 件のコメント:

  1. わああAYANAさんがPerfumeを語ってらっしゃる!!!
    凄い面白いですー!!!
    。。是非オールアバウトのPerfume対談に参加していただきたい!!!わたしなんかより1億倍面白い!!!

    返信削除
  2. いえいえいえいえいえいえ。
    もう、私なんかがPerfumeを語っちゃいけないんだよねーほんとは。
    Perfumeジャンキーのあいちんからこのよーなコメントをいただけて感無量です。

    返信削除