2010/08/30

お引っ越し(たぶん)

さんざん放置したあげく、
やっぱりこっちでやるみたいなこと言ったあげく、
引っ越しってどーなの?という感じですが、
とりあえずこちらへ。

2010/08/11

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内なる資源

他人のことを知るためには知性がいるが、自分自身を知るためには知恵がいる。
他人をマネージするためには力量がいるが、自分自身をマネージするためにはさらに大きな力量がいる。

自分の持っているものに満足できれば、簡素に暮らし、豊かさと自由を楽しむことができる。
目標がはっきりと見えていれば、やきもきせずにそこに行ける。

自分自身と和解していれば、葛藤に人生を費やすこともない。
手放すことを覚えれば、死を恐れることもない。

- タオのリーダー学/ジョン・ハイダー(上野圭一訳)

世界が微笑みかける夜

遅くなってしまったけど、原美術館でのヤン富田さんのライヴ。
中庭で、夕方からだんだん日が暮れて行くなかで行われ、そのさまはタレルの作品のようだったのだけど、とても心地よい時間だったのです。

前半実験音楽(ってか実験)みたいな感じの、脳波を音にしてどーのこーのという内容で、このままだったらどうしようという懸念があったのだけど、中盤あたりから凄く気持ちのよい空間になって、本当に幸せだった。
芝生にねっころがって、風がふいて、ゆらゆら揺れて、平和で、なんでもないようで、信じられないくらい特別な時間だったと思う。



私は音楽のことはよくわからない、もちろん大好きだけど、入り込めない(越えられない)一線があって、それについてもはや越えたいとも思ってないのかな、最近は。だけど、ヤンさんは「音楽なんてささやかなものだけど」って言っていて、それが何というかとてもニュートラルにすっと入ってきました。なんでも「ささやかなもの」なんだよなーって。音楽に限らず。でもその「ささやかなもの」がこの日みたいな特別な時間をつくるんだなって。
それでいいじゃないか、と思った。

ヤンさんはあと「(人によって程度はあるけれども)あるとき突然わかるときがくる」「視界や意識が開かれる」とも言っていた。なんとも含蓄のあるお言葉です。

言葉は圧倒的な説得力を持っているかどうかで響きが全然違うよね。


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こちらはエグルストンからヤンさんの間、空白の時間を過ごしたスペイン料理屋さんでいただいたピザ。
(店の名前、ピザのスペイン語、ともに失念)
ここはすべての料理がおいしかった!
でも原美術館の周りにもうちょっとカフェとかあってほしいのであります。


誘ってくれたピエール、ご一緒してくれたキモトをはじめみんなありがとう!
そうめんLOVE(流行語大賞)。

2010/08/09

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Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. -Albert Einstein

2010/08/04

パリ、京都/アメリカ

夏ですね。
今年は星の巡り合わせ(占星術)的なことが理由と勝手に決めてるんだけど、「恋人ができた」とか「結婚する(した)」などの盛り上がりが非常に多い気が。4年前くらい前にも「子どもができた」「出産した」ってのがやたら多かった時期があってそのときを思い出します。
どっちも波に乗れてないぞ!

乗れてる人も乗れてない人も、楽しんでいきましょう。どこのディスクジョッキーだよって感じだけど。すんません。

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で、ZINE'S MATEのあと、ふたたび原美術館に行った先日の日曜日。
エグルストンの展示を再度見ること、友達と有意義なおしゃべりをすること、それからヤン富田さんのライヴが目的で。



エグルストンは、これといった感動がやはりない。ただ6月見たときの極度の落胆は凄くて、それは過度な(?)期待によるものだったのだけど、今回はそれがなかったから、俯瞰の視点で挑むことはできたかも。その結果一回目より印象は良かった。って別にそんな挽回はいらない気もするが。先日SCAIも行ったのですが、ある意味原と同じ印象で(作風は全然違うのだけど)、私はエグルストンに何を求めているのだろー?と悩んだりもした。

でもよく考えてみれば、私が好きなのは、エグルストンの「THE AMERICA AMERICA」みたいな部分で、アウトプットは全然違うけど、ダイアン・アーバスと近いかもしれない。アヴェドンのポートレートなんかもそう。この3人は私の中でどこか共通するものがある。ザ・アメリカというところと、完全な静寂がその写真の中にある感じ、というのかな。その二つは相反する要素なのだけど、ぴたっと写真の中で収まっているような。その一瞬を捉えているような。静寂というのはちょっとした闇ともとれるのだけど。歪んだ時空に浮かぶ闇。あくまで日常のなかで。

というわけで(SCAIはともかくとして)今回のエグルストンは「パリ、京都」だったわけで、それはつまり「意図的にアメリカではない」わけで、何か私が求めてるものと異なる感じというのは必然なのかもしれないなと思いました。

エグルストンの好きな部分がわかったのはよかったかも。

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ヤンさんのライヴについてはまた書きます。



イラスト:山口洋佑

2010/08/03

LOVELY DAZE

かなりお久しぶりすぎて書くのがためらわれてましたが、結局新しくblogを開設することもなく、こちらでまたやりはじめたいなと思っております。ハイ。(で、mixiはもう閉じます。)

で、先日の週末、3331で行われていたTHE TOKYO ART BOOK FAIRに行って参りました。
去年のZINE'S MATEには行ってないし、正直ZINEってどうなの?っていうのはずっと思っていて(とはいえ昔ROCKETでやったNievesの展示なんかには感動したりしてましたが)、それは後件肯定(killieやballoons等)とかの影響もあるかもしれない。

のだけれども。

素直に面白かった。というか、ZINEかどうかっていうのは割とどうでもいいことなんだなという方向に最近考えが動きはじめていて、それが確信に変わった。という感じ。
もちろん文化祭的な側面もあるし、「私がZINEを好きじゃない理由、2009」みたいなのを全面に押し出しているブースも少なくなかったけど、何か感動してしまった。
電子書籍とか、雑誌が売れないとか、紙はもう終わりだとか色々言われているけど、そんなのバカみたいだなって。そこには凄いパワーがあって、それはむしろこんなことを言われている時代だからこそ生まれたものたちなんだぜ!というか。
言い訳が通じないだけで、みんなちゃんと欲しいものに対しては身銭切るんだよなー!というか。黙ってても売れる時代が終わっただけなのだよね。何でもそう。
勿論二極化みたいなことはありますが。

冗談じゃないよー、私こんなことやってる場合じゃないじゃん!と会場で何度も何度も思ってしまった。

ちなみになんで私がZINEについて肯定的になれなかったのかといいますと、マスターベーション感が否めないから。なのだけど、それの是非というのはZINEかそうじゃないか、という境界線で分けられるものではないよね。ということ。

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で、とても好きだなと思ったZINEをひとつご紹介。

「LOVELY DAZE」



もうタイトルからして最高なのだけど、Charwei Tsaiという可愛い女の子がひとりで作っているという…。年2回でもう6号なので、相当な今更感がありますが、温度感やキュレーション内容がとても好み!そう、編集というよりキュレーションという感じなんだな。

日本ではユトレヒトで売っているようなので、どうしても欲しかった3冊だけ購入しました。いつか全部購入したい!
内容は他(の媒体)と被ってる部分もあるのだけどね。ちょっとNYというか、スーザンとかマークなんかの世界を継承している感じです。

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A Rose is a Rose is a Rose is a Rose.

ちょっと中途半端だけど、まずはこのへんで。