2009/08/16

Circle of Friends


Circle of Friends@VACANT。行って参りました。

私はヒシャムのアートワークがかなり好きなのですが、とはいったものの。というか。もう顔ぶれ見ると見なくてもわかっちゃうような感じだけど、それでもやっぱりちょっと期待してしまうというか、ひいき目に見ちゃうというか、信じさせてほしい!みたいな。男に依存する彼女みたいな心境(?)で挑んだんですが、もー笑っちゃうくらい期待に応えてくれない内容でした。
いや、こーいうのを初めて見るみたいな人にはいいと思いますよ。別に。
でも例えば、2000年の「Kim's Bedroom」から何か進化してんの?こういう世界。もちろん好きだけど……。「Beautiful Losers」みたいなドキュメンタリーというわけでもなく、しれっと現在進行形でこれをやっちゃうということに少なからず疑問を感じるし、ひとつひとつの作品のクオリティとか見ても、もうなんだかよくわかんないなぁみたいな。これを今、ここでやる意味って何なんだろうと思ってしまう。

先日GYREでジンのイベントありましたよね。私は行ってないのであんまりどうこう言えないけど、多分同じような感じだったんじゃないのかなという気がして。もちろんDIYの精神とか……こう、基本的には好きなんだけど、だからこそというか。何で今ジンでイベントなんだろう?っていうか。もちろん情報発信というか、コミュニティとしてのジンっていうか、そういうのはいいんだけれども、それって群れることとは真逆なんでは?と思うんですよね。それなら歴史あるコミケのほうがずっと健康的で潔いなというかね。

ともあれ「Circle of Friends」は会期中一度作品の入れ替えがあるようなんですがもう行かないかな……。あれで800円はほんとにないと思う。VACANTじたいは嫌いじゃないつくりでしたが。



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しかしあのへん久しぶりに行ったけど、相変わらずなところ、こんなのあったっけ?みたいなところと色々でナカナカ楽しめました。LADとかいつからあそこに?あと久しぶりにマーチンの店に入ったら、川村カオリのポラとサインがあって涙。FOREVER21とか適当に見て帰宅。

2009/08/12

うそ

博多に来ております。

親戚一同に離婚のご挨拶やら、回転寿司やら、母親と阿修羅展やら、何故かLOFTで家計簿買ったり、母親にアロマ選んであげたりしております。はい。
特にとんこつラーメンとか食べてないから。

先日も誰かとの話に出たんだけど、結婚式と同じスケールで離婚式やったほうがよくね?っていう。皆さん離婚のときってどうしているの?っていうか、まぁ離婚はしないに越したことはないですけれどもね。はい。
以前の「暮しの手帖」には「自然に知れ渡ることだから、(親戚等にも)特にお知らせする必要はありません」みたいに書いてあったけどどうなんですかね。まぁ友達とかに対しては、わざわざ「実はこの度…」みたいなかしこまったご案内は不要としても、親戚はそうもいかないでしょーと思うのは私だけ?まぁそれぞれでいいと思いますけど。っていうか離婚はしないほうがいいですけども。はい。

私もできれば今後もう離婚はしたくないっす。

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で、阿修羅展なんですけど、太宰府天満宮から程近い、九州国立博物館つーとこでやってまして、こちら阿修羅もさることながら、常設展みたいなのが秀逸なので機会がありましたら是非。
好きな作品で性格を占うみたいなのがあって、伊万里焼選んだらこんな結果。

海外の人って…。

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帰りに久々に大宰府の参道を通ったのですが、猫も杓子も梅ヶ枝餅売ってる中で、これ売ってる店を発見。



小さいころ祖父の家にあって、どれだけ怪しい民芸品だよと思ってたんですが(アイヌの木彫りとかもあった記憶)、今見ると結構かわいいな。っていうかこれ鳥だったんだこけしだと思ってた。

こちらに若干詳しく説明が。

大宰府駅前にはこんなご挨拶が。


拡大しますと

かーわいー

2009/08/09

徒然散歩

用事があってお茶の水に行ったので(ヨウジといえば、山本耀司が大変なことになってますね)、神田の古本屋2〜3軒に立ち寄りました。店ごとに特化しているジャンルが違ってすごく面白い!

いちばん長居したのはこちら。

「げんきどう」ってよむのかな

美術書が多かったのですが、別冊太陽とか店頭の日当り良すぎのとこにぞんざいにディスプレイされてました。いいんでしょうか?色々興味深いものも多かったけど購入はガマン。

私は伊藤若冲が好きなのですが、琳派もかなり好きだなーと思う。クリムトより琳派ですね(金つながり)。若冲はほんとにどれも高くて(昔の図録とか)人気っぷりが伺えました。
こういうようなところにSTUDIO VOICEを持っていったらもうちょっと高値で売れたろうに。まぁ仕方ないですな。

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その後赤羽橋恵比寿とハシゴしてMARK BORTHWICKの展示に行きました、SIDE2のほうがNADIFFの10倍いい展示。正直NADIFFは「こりゃねーだろー」と思ってしまった。先にSIDE2行って良かった、逆だったら行ってなかったと思う。


SIDE2ではパフォーマンスしたみたいです。

マークに関しては、露光の強いドキュメンタリー風(ってかヒッピー風)になってからあまり興味が持てなくて、やっぱりどうしても90'sなんですかね、私が。ファッションやってたころのスタンスとか空気感が好きでした。それこそ昔のPurpleとか。なんですけど、SIDE2の展示はすごく良かった。ギャラリーの方曰く、lammfrommの展示が本当におすすめのようなので行ってみます。246のほうは行かないかも。



仕事に対するスタンスはともかく、マークは家族を大事にする人だっていう印象が凄くあって、そこが本当に好きだなって思っているんだけれども、最近CHARAのこととかもあったりして、何だか仕事と家庭のバランスとか、恋愛と結婚のバランスとか、そういうものが本当に難しいんだなぁと実感することしきりです。
好きだけじゃだめなんだな、というか。ハイ。

2009/08/07

シルクロード

たまには美容ネタを。

私は混合肌で敏感肌で油断するとアトピー勃発、ホルモンバランスが悪く口周りの吹き出物は基本、みたいな最悪な顔なんだけれども、例えばアルコールが駄目とか、そういうわかりやすい基準みたいなものがなくて、体調にも左右されるし、はずしちゃうと肌が大変なことになります。

造形もそうなんですけど、ほんとに難しい顔。

人にメイクをされて美人になったことがない。まぁもともと美人じゃないのでアレだけど、ベターになったことがない。っていうんですか?肌色もパーツのバランスもほんとうに悲しい感じなんですよね。

と、まぁメイクの話はよくて、本日はスキンケアについて言いたいんだけど、私はほんとに結構乾燥するので、どんなに湿気が多くても化粧水だけとか絶対にNG。夏場でもクリーム使用みたいなタイプでした。朝も。
イメージとしては、水の上に乳液の上にクリームの上に下地の上にリキッドの上にパウダーって感じなんですけれども、ここ何年か加齢のせいか、肌がほんとうにベタつく。
で、最近ミネラルファンデーションを使っています。私は特に「界面活性剤は悪」みたいな意識を持っている人間ではなくてむしろその逆なんだけど、最近RMKすらベタついて無理になってきていたので、割とミネラルファンデーションは救世主的な存在。
パウダーファンデっていう認識だと某モイスチュアシフォンが大好きな時期もありましたが、もう目元がすごくなっちゃう、夕方くらいになると。加齢が浮き彫りになるというか。でもミネラルファンデーションはそうならないですね。わかんない、メーカーにもよるのかもしれないけど。

で、その流れで新たな認識を持ったアイテムというのがありまして、それは何かと言いますと、シルクパウダーなんですね。
ハウシュカはじめ、オーガニックコスメ界隈では割とメジャー感のあるこのアイテム。私はそれ系の人たちがフェイスパウダーについて「天然にこだわった結果シルクに行き着いた」くらいにしか思ってなくて、どうやって使っていいかわからず、長年興味示してなかったんですけど、これ、スキンケアに使えるのね。
具体的には化粧水のあとにシルクパウダーを乳液のかわりに使用する、以上!っていう。なんともアグレッシブかつアナーキーな響きですが、実際やってみるとめちゃくちゃいいです。今の季節だからなのかな?という気もするのでしばらく続けようと思いますが、化粧水でみずみずしい肌をふわっと覆ってさらさらになります。
更にアミノ酸だからだと思うんだけど、あのちょっと粘度のあるしっとり感みたいなのがあって、肌に栄養乗ってる感じ。
その上にミネラルファンデなんだけど、よくミネラルファンデって「素肌のような気持ちよさ」(=つけてないみたい!)ってコピー言いがちじゃないですか。私は素肌でいるとべとつくので、ちっとも気持ちいいイメージ持ってないんですね、素肌に対して。でも今シルクパウダーとミネラルファンデを組み合わせて使っていると本当に気持ちよくて、みなさんは素肌の状態ってこんなにいいの?と思うことしきり。です。

シルクパウダーは基材として安く手に入るみたいなので、何か色々いいことずくめだなというか。まぁでも同じシルクパウダーでも繭の部位っていうか。によって効果も色々みたいです。
あとシルクアレルギーっていうのがあるみたいで、それに該当する人はだめみたい。
でも最近「肌に触れる部分はシルクしか纏わない」みたいな話もよく聞くので(下着、靴下等)、ほんとにシルクっていいんでしょうね。
ちなみに私が使っているのはMIMC。ここのはちょい高めですね。


ハウシュカはボディ用なんだー。なんでだろう。

2009/08/05

AYANA Villa



つーのがあるみたいです。

Ayanaっていうのはサンスクリット語で、いくつか意味があるみたいなんですけど、いちばんは癒しの場みたいなことみたいで、ふーんって感じですね。サンスクリットとかヒンディーとか「〜yana」みたいに終わる単語が多いので、まぁそんなもんかなと思いますが、大学のときどの先生も教えてくれなかったよ。もっと早く言ってくれればインドで話題にできた(かもしれない)のに。みたいな。

意味はともかくサンスクリットってのはやっぱり何か嬉しいですけどね。名前つけた親は絶対知らないと思うけど。名前の意味訊いても答えてもらったことがなく、どっちかっていうと「まぁ何となくつけた」みたいに言われることが殆どな訳ですが、漢字にしてもこのサンスクリットにしても、まぁ後付けでいいのかなって何かコーネリアス(69/96)気分。

Ayanaの意味を前にどっかで調べたのが以下。
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The word Ayana has three meanings:-
1) a resting place, or support or abode.
2) upaya or means.
3) fruit or objective.
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ちなみに最近立て続けで「本名でネット検索したらこのサイトが出て来て笑った」とゆーお話をいただくのですが、どうしたんでしょうか?割と前のものなので、早く偉業を成し遂げて別のページがトップに来るようにしたいもんです。いやでも目標は専業主婦。
ちなみに特に癒し系のキャラではありません。

それはともかく、忘れがちだけどバリってヒンズー教なんだよね。是非一度行ってみたいです。で、どーせ行くならAYANA Villaに行ってみたいなぁ。すごい高そうだけど。リゾートは全く興味無いけどさすがにスパはちょっと興味アリ。

2009/08/03

RichardのRはRealのR

眠。春ですか?この状態。油断すると3秒で寝れます。

さて先日髪を切る際にイメージを色々探していて、私が好きな、ボブの似合う人って誰だろうかと考えてたんだけど、アンバー・バレッタとかアニー・モートンかなーと。アンバーは額が広すぎるので、私が切るときの参考には1mmもならないんだけど、画像検索していて出てきたこの写真がすごくかわいいので記念に載せときます。



私がアヴェドンを知ったのは間違いなくVERSACEの広告だと思う。当時クリステン・マクメナミーとナジャのコンビとか、ステファニー・シーモアとか、それからトリッシュ・ゴフとか?あの辺のモデルの躍動的なポーズをダイナミックに撮ってるのがスゴイナーと。その頃ユルゲン・テラーやデヴィッド・シムズ、エレン・ヴァン・アンワースなんかが好きだった私は(今もだけど…)、「好きじゃないけど、スゴイ人」みたいに思ってました。

そこから彼が特別な存在になったのは、この写真をどこかで見たとき。



どこで見たのか忘れてしまいましたが、何なんだろうこの写真はって。それから凄く好きになりましたね、マリリン・モンローすら好きになりそうでしたねこれは。この「隙間」みたいなのがにじみ出てるところがもう。そこから無名の人たち(炭鉱とか)を撮ったのなんかを一通り見て、ファッション写真に戻ってくると、もう凄すぎて泣きそうって感じで。
好きな写真家は?と訊かれて「アヴェドンです!」って開口一番、とゆーわけではないのだけど、もう別格というか、ほんと好きです。偉大すぎ。

あとは2ヶ月前くらいにBACHの事務所で拝見したこの写真集がとても秀逸なので、こちらもおすすめ。カトリーヌ・ドヌーブの写真が鼻血まっしぐらです(エロ的な意味ではなく)。


AVEDON FASHION 1944-2000


で、一般的に有名なのはコレデスヨネ。


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あと最近カウボーイ・ケイトがどーのこーので巷に割とアレですよね。それというのも以下略。

2009/08/01

んで、


髪切りました。
もちろん着てるのはPatti Smith T。

dream of life


去る7/30、「dream of life」の先行上映会に行って参りました。ひでかずさんありがとう!
なんだか本人が来るってことをすっかり忘れていて、トークショーってパティ好きな業界人が集まって適当に話すやつだと思ってた、ごめんなさい。あそこでひでかずさんに会わなかったら帰ってました多分。そりゃプレス席も用意されてるわな。

映画はほんとうに素晴らしくて、何かこういうこと言うのはアレですけど、これを観てしまうと「エビちゃんみたいになってモテたい」みたいなこと言う自分がいかにバカかっていうのが。ハイ。見どころとしては、ANN DEMEULEMEESTERと一緒にWilliam Blakeの墓を訪ねるところですかね(他イロイロ)。愛に溢れたいい映画、とかそういう次元じゃなくて、もうただただひれ伏すしかないという感じ。

私にとってのPatti Smithっていうのは……ほんとに何なんだろうと思うんだけど、全てにおいて理想の人というか。音楽はもちろん、生きかた、考えかた、センス、かわいさ、かっこよさ、それはもう外見的なことから内面的なことまですべてにおいて。私は好きな人って本当に沢山居て、でも例えばKim GordonとかPJ Harveyとかとはもう全然別格なんですよね。当たり前か。
Pattiを好きになったのは多分中学3年〜高校1年くらいだったんですけど、POP GEARっていう雑誌が当時あって、GUNSの特集か何かで買ったら「ROCKの名盤」みたいなコーナーだか冊子がついてて、そこに「Hoses」が載ってたんですよね。当時いわゆる「洋楽」っていうか……それまでGBとか買ってたのが、GUNSとかSKID ROWとかSTONESとかDOORSとかJANISとかHANOIとかVELVETSとかNICOなんかを聴きはじめて(めちゃくちゃですが、何となくわかってくれるよね)、ロックの歴史みたいなものを知ろう知ろうとしていた時期で。
何処で「Hoses」を購入したかは憶えてないんだけど、当時「GLORIA」ばっかり聴いてましたね。思えば全部のアルバムを当然のように揃えたのも彼女が最初という気がします。

しかし当時ってもちろんネットもないし、足繁くレコード屋に通ったり本や雑誌を舐めるように読んだりして横の繋がりを見つけて、って感じで自分で情報を取りにいく時代だったと思う、そういうことをしてくることが出来てほんとに良かったですね。どっちがいいということではないけど、時間がかからないってことはいいことばかりじゃないし、あの時代があったから色々なものが鍛えられたというのはあるかもしれない、本当に。同じ音楽を何度も聴くし、試聴といえばレコード屋の試聴機なわけで、いちいちライヴ感があるというか。
今このネットの時代に多感な時期を過ごして居たとしたら、私は音楽を好きになっただろうか?ってのは結構疑問。まぁどーでもいいですけどね。

で、やっぱり私はニューヨーク・パンクが好き。そしてその温度はデュシャンが好きと思うそれと繋がるし、でも、この映画はパンクという言葉で括るのはあまりにも色々なものが含まれすぎています。
Pattiの凄いところは、それはもう沢山ありすぎるけれども、いちばんは何と言っても、生きていることだと思う。

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(C)Mirei Hattori/murmur magazine

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ZAMIANGがTシャツ作ってたのは知ってたのだけど、2種どっちにしようか悩みに悩んで、最終的には両方購入。売り子のおねーちゃんが「ヒステリックグラマーコラボTシャツでーす」って言ってたけど間違ってない?そもそもコラボって何だよ。
個人的にはHYSよりZAMIANGのほうが嬉しかったりするのはどーしてかね。不思議です。ZAMIANGって確か「AMAZING」のアナグラムだったような気がするけど、どうでしたっけ。
もうこの夏はpattiとATAKのTシャツしか着ませんのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

つーことで、以前の渋谷パルコギャラリーの役を、今ラフォーレミュージアムが担ってるんじゃない?って気もする。ので頑張って欲しい。